弁護士vsサービサー

債権回収を自力で完了させようとすると、非常に多くの手間と時間が掛かります。そもそも「債権」とは、「債権者が債務者に対して一定の、当然行うべき行為を求める権利」を指します。つまり債務者が債務を支払うのは「当然」の事であって、債権者が債権回収で疲れるなんておかしな話です。

しかし現実はそうも言っていられません。債権者と債務者による当事者同士の話し合いはしばしば、決裂します。債権者は「債権を支払え」、債務者は「債務は支払えない」しか、最終的に言う事が無くなりますからね。

債権回収を第三者にお願いする場合、その第三者には「弁護士」か「サービサー(債権回収会社)」が該当します。弁護士は刑事・民事問わずの問題解決の専門家、一方のサービサーは債権回収専門のプロです。どちらにお願いした方が良いのでしょう。

実はサービサーが「債権回収専門のプロ」とは言っても、サービサーが回収できる債権には定められた範囲があります。サービサーに回収が認められている債権のことは「特定金銭債権」と呼ばれ、ほとんどの場合、金融機関や貸金業者が関わる債権です。

つまり例えば「債権者が未払いの売掛金の支払いを債務者に求める」債権回収の場合、債権者が一般企業であれば「売掛金」が「特定金銭債権」に該当しないため、サービサーはその債権回収を実施する事ができません。そういった場合の債権回収は、弁護士に相談しましょう。その他にもサービサーは、弁護士法に抵触するような業務を行う事ができません。実はサービサーのできる仕事というのは、範囲がかなり限定されているのです。